キッチンリフォーム、キッチンカウンターの高さは考えていますか?

キッチンリフォーム

キッチンリフォームを考えたとき、最初にどんな事を考えるでしょうか。

パンフレットを眺め、あるいはショールームに出向き、未来を思わせる機能に感動し、美しいデザインに胸躍る大変楽しい時間です。しかし、キッチンは毎日のように、しかも長時間使う場であるため、細かい使い勝手が非常に重要です。

今回は多くの方が忘れがちで、しかし使い勝手に大きく影響するキッチンカウンターの高さについてご説明します。
ショールームにてキッチンのデザイン使用を確認する前に、キッチンシンクの高さを確認してください。
毎日使うキッチンなのでその高さはもっとも重要です。

対面式キッチンの良いところ

対面式キッチンの良いところ

新築住宅やキッチンリフォームを考えたとき、一度は対面キッチンをご想像されるのではないでしょうか。

壁付キッチンならではのメリットはあるものの、対面キッチンに憧れている方は多いと思います。

なんとなく格好良いというイメージがあるというのも立派な理由ですが、まずは対面キッチンのメリットを具体的に整理しましょう。

子どもを見守りながら料理できる

小さなお子様がいらっしゃる家庭では最高のメリットとなるでしょう。お子様を見守りながら、あるいは癒されながらの料理は幸せを倍増させてくれます。
お子様の様子を見ながら、会話しながら料理は理想的といえます。

家族と会話しながら

壁に向かって料理していると、寂しさもありますし、孤独な感じもあります。談笑する家族を背中に感じながらの料理は孤独すら感じてしまうかもしれません。対面であれば家族と会話できますし、目の前で料理する姿を見せれば、家族が率先して手伝うようになるきっかけにもなるでしょう。

テレビを観ながら

家族の談笑と同様、好きなテレビ番組を我慢して料理するのはストレスになります。家族が楽しんでいれば尚更です。好きなテレビを我慢することなく楽しみながら料理できます。料理番組を観ながらも良いでしょうし、最近ではテレビでインターネット動画を楽しむ事も増えてきましたから、これを観ながら料理するのも良さそうです。

キッチンリフォームの失敗例

最新のキッチン、グレードの高いキッチン、多機能のキッチンを選ぶのは決して間違いではありません。取り入れた新機能は、新しい生活スタイルやレシピに繋がる可能性もあります。ショールームに出向き、店員にとことん質問するのも良いでしょう。しかし、それでも失敗はするものです。次は対面キッチンのよくある失敗例をご紹介します。

作業スペースが狭い、二人で料理できない

間取りにもよりますが、壁付キッチンに比べると対面キッチンは作業スペースが狭くなります。解放感は得たが動きにくくなったというお話は少なくありません。理論上は余裕があっても、体に沁みついた感覚はあるものです。慣れもあるでしょうが、解放感や便利さを求めてリフォームしたら効率が落ちてしまっては本末転倒です。

冷蔵庫との相性

新しいキッチンを選ぶ際は現在お使いの冷蔵庫との相性を考慮して決めるとおもいますが、冷蔵庫は買い替えるものです。キッチンの都合から冷蔵庫の選択肢が狭まることのないようにしたいものです。
これからご家族が増える可能性があるご家族は、将来現在の冷蔵庫より大きな冷蔵庫が必要になる可能性があります、冷蔵庫の置き場所をよく検討する必要があります。

ゴミ箱の設置場所

美しいキッチンの並ぶショールームやパンフレットにゴミ箱は設置されているでしょうか?冷蔵庫と同様、ゴミ箱の設置場所やスペースも考慮する必要があります。

匂いの問題

間取りにもよりますが、キッチンとリビングに仕切りが無い場合、料理時の臭いがリビングにも充満する可能性があります。
レンジ機能や取付も十分考慮が必要です。

カウンター高さの失敗

作業スペースは基本的に広ければ広いほど良いものですが、カウンターの高さはそうはいきません。立ち上がりは非常に地味な部分ですので最も見落とされる点の一つですが、これを誤るとキッチンの使い勝手に大きく影響します。失敗される方が非常に多いので、次で詳しくご説明していきましょう。

カウンター高さの重要性

カウンターとは、キッチンを設置する際にキッチンとリビングの間に設けるカウンターです。有無はもちろん、その高さは非常に大きな要素です。どちらが良いというものではないので、それぞれのメリットとデメリットを述べます。

立ち上がりが無い場合

最大のメリットは解放感です。段差がありませんから使い勝手が良く、間取りによってはリビングのテーブルと高さを合わせてキッチンと繋げてしまうような使い方もできます。デメリットとしては一切「隠す」ことができませんから、汚れた食器、並べている洗剤が常時丸見えです。洗剤や調味料は汚れものではありませんが、その並び方まで注意する必要がでてきます。来客に料理をふるまう際も手元が丸見えになります。

立ち上がり低め

解放感を保ちつつ、少しだけ仕切るような立ち上がりは程よい安心感を与えます。背の低い洗剤や調味料は隠れますから、来客時も少し視線を抑えられます。食べ終えたお皿もある程度は隠すことができます。場合によってはコンセントの設置も可能です。デメリットとしては段差が生じますから、立ち上がり無しに比べて作業スペースに制約が生じやすいでしょう。

立ち上がり高め

対面キッチンでありながら一定以上の独立感が保て、コンセント設置の幅も広がります。多くの洗剤や調味料が隠れますから、良い意味で気が抜けますし、急な来客時も安心です。デメリットとしては、やはり解放感が薄れる事です。使う方によっては大きく視界が遮られ、小さな子どもを見守りながらという使い方ができなくなるかもしれません。

まとめ

新しいキッチンに心躍るだけでなく、何度もシミュレーションするのは大変重要で素晴らしいことです。しかし、それでも見落としている点があるかもしれません。今回はカウンターの高さを重点的にお話ししましたが、他にも意外な落とし穴や、あるいはより良い施工に繋がる選択肢があるかもしれません。

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